久しぶりの映画レビュー!
サスペンス・ホラー映画好きの私が今回見たのは
「ザ・バニシング ー消失ー 」
1988年製作/106分/オランダ・フランス合作
高速道路のパーキングエリアで愛する彼女が忽然と消えた。
「真相を知りたい男」と「真相を知っている男」。
狂った男二人…その駆け引きと結末は?!!
感想は、もう、只々

カルタシスは皆無。でも、傑作です!
見た人をこんなに何とも言えない気持ちにさせるなんて!
(そして、犯人の方…こんな人間、本当に存在しそう。そこがまた怖い。)
1988年製作なので、車とか、服装とか、色々レトロな感じが味があってまたいい!
私は、映画・書籍共に、「サスペンス系・ノンフィクションルポ系」に惹かれます。
なぜかと言うと、「犯罪心理」に少なからずとも興味があるからです。

「ザ・バニシング」は、「反社会性人格障害」の心理を上手く表現した映画だと思います。
「罪悪感を抱かずに 社会の規範を破り、他人を欺いたり権利を侵害したりする 。」
理屈として、犯人の行動理由は分かった(犯人が淡々と語ってるので…)けど、
感情的には
「全然わかんねぇ!」
むしろ、「わかりたくねぇ!」
脳の構造が普通の人と違うので、見えてる世界、生きている世界が全然違うのでしょう。
(↓生きている世界が違うの図。)

その思考を普通の人間が理解しようなんて、無理なんです。
そして、
「真実を知ったからと言って、それが納得できるような理由である保証はどこにもない」
という残酷な事実…。
今後もサスペンスホラー映画は見るけどね!
では!